(2023年2月15日更新)
こんにちは。パソコン初心者ビジネスコーチのがみさんです。
このページでは「パソコン初心者が起業するとき」のパソコンとの向き合い方について書いていきます。
読むことで、パソコン初心者に合った起業の仕方が見えてきますよ。
目次
パソコン初心者の起業は初心者のままで良い?今どき良いわけない?
ちなみに私は、13年前にパソコンをほとんど使わずに起業した経験があります。
仕事上パソコンは使ってきましたが、そんなに得意なわけではなく普通。業務上のことかインターネットを見る程度でした。
事業計画書の作成は手書き、開業前のチラシやポスター、メニュー表などは印刷屋さんにお任せしました。(印刷屋さんにはインターネットで依頼)看板もお任せ。
カフェでしたが図面も不動産屋からもらい手書きで色々書き入れてお店を作ってもらいました。
起業してからの顧客管理、損益計算書、売り上げのレポートなども全部手書きでしたね。
いまWEBを中心に仕事しているのが不思議なほどです。
店舗でしたので、チラシも手で配っていました。ポスティングとか店舗前の通行人に対して。
ただ、当時流行したSNSミクシィは使い倒して集客していました。
ミクシィで知り合った人の来店がとても多かったので、その後のビジネスでもSNSはよく使っていました。
また、税理士さんに勧められた会計ソフトは使っていました。
その後のチラシの原稿などはパソコンを使いましたが、このように営業していくうちに徐々に覚えながら使っていったという流れです。
パソコン初心者はパソコンを使わなくても起業できるの?
このように私の経験を見てもらうと分かりやすいと思いますが、パソコン初心者でも起業は問題なくできます。
でも、パソコンを全く使わないかというとそうではありません。
起業してから必要なツールも出てきます。パソコンを使った方が効率が良い作業もたくさんあります。
集客、発注、損益計算書、原価計算、売り上げレポート、顧客管理、見積書、請求書、領収書、電子決済など色々。
だから今はワード、エクセルくらいは使えるようにしておいて、SNS(スマホでもOK)で開業告知し、集客に使い続ける方が人を数人雇うよりずっと効率は良いですし、おすすめです。
起業は小さくはじめるのが基本です。
あなたがどの業種の起業をするかによりますが、出来るだけ小さくはじめることをおすすめします。
パソコン初心者のままで起業してビジネスは上手くいくの?
パソコン初心者のままで起業は出来ますが事業が上手くいくか?は別問題です。
ビジネスモデルからしっかり考える必要があります。
コロナ禍のいま、飲食店など店舗を構えたり大きな事務所を構えて人を雇用する必要があるビジネスは難しいでしょう。
13年前にカフェ起業した私も今なら絶対に店舗起業は選びません。マーケットが激変しているからです。
ぶっちゃけパソコンが初心者でも苦手でもビジネスモデルを間違わなければ上手くいく可能性は高くなってきます。
いくらパソコンスキルが高くてもビジネスモデルを間違えば、当然失敗する確率は高くなります。
私も色々失敗しましたが、誰でも起業したら失敗はします。
その失敗がすぐに軌道修正して再チャレンジできる程度なのか致命的なのか?が最大の問題です。
そのような理由で、私は4年前にWEB事業(ブログやWEBマーケティング、アフィリエイトなど)を起業し、昨年コーチング起業もしました。
コーチングはZOOMを使ったオンラインが中心です。もちろんリアルに対面でコーチングをすることもありますが、集客などはブログとSNSを使っています。
事務所は自宅で従業員はいません。必要があれば外注することはありますが、従業員はしばらく雇わないつもりです。
利益率は90%前後で、カフェ時代の10%かつかつとは大違いです。
これはビジネスモデルを選んで、パソコンを使っていることが大きな要因です。
私のコーチ、コンサル業でもパソコンを使わずに手書きのお手紙などで集客する方もいらっしゃいます。
それはそれでとても良いのですが、大変な労力が必要ですし、パソコン初心者が誰でもそうしたいとは限りません。
今はパソコン初心者でも、必要で便利なツールは徐々に覚えていった方が良いと思います。
起業は勉強の連続でもあります。パソコン操作は難しいことではないので慣れていきましょう。
それではここで、近年の起業状況を見てみましょう。
近年、起業した人の年代
このグラフは、実際に「独立起業した人の年代層」です。
数値は日本政策金融公庫が行った「2019年版新規開業実態調査」を参考に引用させていただいてます。
これをみると、実際に独立起業した人の年代層は40代が36%と最も高く、独立起業の平均年齢は43.5歳となっています。
続いて近年起業した人の業種を見てみましょう。
実際に起業した人の業種、ビジネスモデル
このグラフは実際に近年独立起業した人の業種の割合です。
数値の根拠はマイナビ独立が行った「独立・開業に対する意識調査:2021年」を元にしています。
ここ数年で起業する業種・ビジネスモデルに大きな変化が起きているようです。
①今まではあまりなかった「その他各種サービス」で独立起業している人が急増して1位になっています。
私の今の仕事である「コーチング」「コンサル」はこの中に入ります。
他「セラピスト」「ヨガ、ピラティスなどインストラクター」「スポーツのパーソナルトレーナー」なども大きく増えています。
その他各種サービスの特徴は、女性の割合がとても多いということです。
②また、IT、通信、情報は、ここ数年安定的に増えています。
IT、通信、WEBを使わない事業は今はあまりないので、おのずとユーザーがたくさんいます。ニーズがある分野で起業するのが賢明な判断ですよね。WEB事業はここに入ります。アフィリエイトもここです。
③飲食で起業する人も根強く人気ですが、2020年から比較すると急減しています。もともとハイリスクなのに、新型ウィルスで更にリスクが上がったからですね。飲食業は、失敗すると致命傷になりやすいのも大きな理由だと思います。
④理美容・整体・エステ・リラクゼーションなども飲食同様に減っており、新型コロナの影響を受けているのが明らかに分かります。これらの業種もリスクが高すぎます。飲食同様ライバルも多い業種です。
続いて、まだ起業はしていないけど、そのうち起業したいと思っている方を対象にした業種の意識調査を見てみましょう。気になりませんか?今のあなたと近い状態の方々です。
独立起業する場合、興味がある業種
このデータの根拠もマイナビ独立が行った「独立・開業に対する意識調査」を元にしています。
●面白いことに興味の段階では、飲食やコンビニ・小売りなどの比率が各年代で多いという結果が出ています。
競合も多く潰れる店も多い大変なご時世なのに飲食も多いんですね。全年代で同じように多いのですが、20代が1番多いというのも興味深いです。
私はこの業界を良く知っているのですが、今は少子化でただでさえお客様が減っている時代です。飽和状態はとっくの昔に来ています。圧倒的な差別化をして運の要素、地の利を生かせれば、もしかしたら黒字になるかも?の世界です。
●塾・スクールは30代と何故か60代が多いようです。
フランチャイズ加盟を考えているのでしょうか。
最初から数百万以上の投資はリスクが大きいと思います。
こう考えていくと、いきなり大きな勝負に出て1回目で致命傷になりやすい店舗や事業所、従業員を抱えての起業はかなりハイリスクだと思います。
どの業種も集客などに広告、ブログ、SNSは使います。
メルマガ、LINEも発信すると顧客との信頼関係も深まっていきます。
そのためパソコンは使いますので、ご自身の事業に必要なものは覚えていく方が賢明です。
次のグラフは企業の生存率です。
起業したあとの生存率
起業した後の生存率は、
✅5年後・・15%
✅10年後・・6.3%
✅20年後・・0.3%
となっています。
起業後の生存率は、年々短くなっています。
これだけ変化が激しい世の中だから事業も変化させていく必要があります。
だから、ビジネスモデルは身軽にチェンジしたり追加したりしていく方が賢明だと言えます。
パソコンは最低限は使っていくようになると思いますが、パソコンスキルと起業が上手くいくのは関係ないことが分かって頂けたと思います。
パソコン初心者の起業まとめ
今のパソコンスキルよりビジネスモデル!そして、小さく始めることが大切です。
取り返しのつく失敗を何度でも出来るようにしておきましょう。
また、いずれ使うブログやSNSは始めておいた方が良いと思います。
起業前のSNSでの告知は効果がありますよ。
パソコン初心者が稼ぐためにブログをやるステップを分かりやすく解説
ここから先は、私の別ブログ「ネクストキャリア2.0」にパソコン初心者のビジネスブログ開設についてステップ形式で解説している記事がありますので、そちらをお読みください。
販売するものは、あなたのサービス、商品、アフィリエイトなど何でも対応できます。
40代からとなっていますが、それはネクストキャリア2.0を読まれる読者様が40代以上がほとんどだからです。
あなたが20代でも30代でも60代以上でも活用できますので、順番通りにブログを作ってみてくださいね。